大崎市民病院血管外科
2023 年 32 巻 3 号 p. 203-209
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症例は80歳男性.右大腿の腫脹と貧血の進行にて救急搬送され,CTで右大腿深動脈瘤破裂,右総腸骨動脈瘤,右内腸骨動脈瘤,左深大腿動脈瘤を認め,血管内治療にて大腿深動脈瘤破裂を止血した.全身状態の改善を待ち,2週間後に残存する右総腸骨動脈瘤,右内腸骨動脈瘤にステントグラフト内挿術を,左深大腿動脈瘤には瘤中枢側結紮術と末梢側コイル塞栓術を組み合わせたハイブリッド治療を施行した.術後経過は良好であった.
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