水環境学会誌
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技術論文
鋳物廃砂由来の環境修復資材の活用によるアオコ対策と水質改善
佐野 彰, 小椋 有未永, 馬場 慎一, 江崎 竜一, 鈴木 匡
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2015 年 38 巻 4 号 p. 101-107

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抄録
鋳物廃砂由来の環境修復資材であるビオトープサンド(BTS)を閉鎖系水域のアオコ対策や水質改善に活用するために,実際のため池において実証試験を行った。2つのBTS活用方法として,浮上堆積したアオコへのBTS散布とBTSを充填したろ過装置の導入を行った。その結果,実証試験した2年間を通じて,ため池におけるアオコと水質は改善された。BTS散布とろ過装置の導入を併用することは,浮上堆積するアオコを沈降させる効果があり,ろ過装置の導入は,水質を改善する効果があると考えられた。さらに,魚や水生植物に対する安全性をラボスケールの育成実験により検討した結果,BTSは魚や水生植物の生育に悪影響を及ぼさないことが確認された。なお,BTSの存在によって,亜硝酸酸化細菌が良好に増殖し,亜硝酸の蓄積を抑制することも示唆された。
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© 2015 公益社団法人 日本水環境学会
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