水環境学会誌
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フライアッシュ高含有ポーラスコンクリートパネルを用いた能登半島での藻場造成の検討―輪島市名舟漁港におけるフィールド実験―
三木 理奥村 真子中島 隆甫参納 千夏男田中 義人石川 竜子
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2020 年 43 巻 2 号 p. 25-34

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抄録

普通コンクリートパネルやフライアッシュ (FA) を活用したFA高含有ポーラスコンクリートパネルを取り付けた藻場造成材を用い, 能登半島において約4年間のフィールド実験を実施し, 褐藻カジメ属植物を主体とした藻場造成の可能性や課題について検討した。この結果, 4年後には藻場造成材上に14個体のカジメ属植物であるクロメが着生, 生長し, その半数が成熟した。クロメは普通コンクリートパネルよりもFA高含有ポーラスコンクリートパネルに多く着生する傾向があり, 最大24個体m-2の着生密度であった。クロメの着生数は, 藻場造成材の設置環境によって大きく異なり, 波浪等の環境条件が着生に強く影響すると推定された。さらに, 4年を経て藻場造成材にはマクサ等の小型海藻からクロメ等の大型褐藻まで多岐に及ぶ多様な海藻相が形成され, 植食動物による海藻の摂食も見られなかったことから, 能登半島における藻場造成の可能性が示唆された。

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