水環境学会誌
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研究論文
要調査項目の優先度評価のためのGC/MSおよびLC/MSを用いたターゲットスクリーニング分析による河川水通年調査
新福 優太春日 郁朗亀屋 隆志鈴木 裕識HOMYOK Pratamaporn栗栖 太
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2026 年 49 巻 p. 51-64

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抄録

環境省は, 水環境リスクに関する知見の集積が必要な物質群として222項目の要調査項目を設定している。しかし, 各項目の分析法を確立し実施するための経済的負担が大きく, 存在状況調査は十分に進んでいない。本研究では存在状況調査の高効率化を目的として, ガスクロマトグラフィー/質量分析および液体クロマトグラフィー/質量分析を用いたターゲットスクリーニング分析法を構築した。標準試薬を用いた検討の結果, 両法のいずれかで計154物質が分析可能であった。4都県から隔月で6回採取した河川水試料を分析し, 各物質の濃度を毒性評価値と比較した。両法合計で計112物質が検出され, 水生生物およびヒト健康への影響が懸念される物質の候補として, それぞれ55物質, 6物質が抽出された。スクリーニング分析で検出された物質を個別分析することで, 要調査項目の存在状況調査を効率化することができる。

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