廃棄物学会研究発表会講演論文集
第17回廃棄物学会研究発表会
セッションID: P2-B2-7
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B2 生ごみの処理・資源化(1)
加熱前処理が有機性廃棄物の堆肥化プロセスに及ぼす影響
*橋本 朋子阿部 宏山田 和夫多々良 和佳池田 実飯塚 弘中崎 清彦
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抄録
堆肥化プロセスおいて、初期段階での原料温度履歴はその堆肥の発酵プロセスを左右する重要な因子であり、その影響を把握することは堆肥化プロセスを効率的に制御する上で重要である。本研究では、堆肥原料を発酵前に高温で一定時間加熱処理することにより、堆肥化中の微生物叢が影響を受け、その結果として発酵プロセスが大きく変化することを明らかにした。特に加熱前処理によってアンモニア発生量が低減するという興味深い結果が得られた。これは原料中に含まれていたアンモニア抑制効果を有する何らかの菌群が、加熱によって活性化したためであると考えられる。
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© 2006 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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