廃棄物学会研究発表会講演論文集
第17回廃棄物学会研究発表会
セッションID: B3-5
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B3 生ごみの処理・資源化(2)
ダンボールコンポストの「使いやすさ」に重点をおいた地産地消型適正基材開発
*平 由以子近藤 加代子
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抄録

家庭で手軽にできる生ごみのコンポストとしてダンボールコンポストが注目を集め、普及の進みにくい都市部においてもこの数年普及の拡大をみせている。ごみの減量、初心者でも失敗が少ない、庭がなくてもできる、臭いが少ない、水分調整が簡単などの特徴がその要因である。現在、基材として利用しているピートモスは保水性、排水性にすぐれ、生ごみの投入期間も3ヶ月と性能が高いが、有資源であるという問題を抱えている。ピートモスの代用基材としてダンボールコンポストを利用した地産地消型堆肥化を実現するために、有機性廃棄物の中から基材候補をあげ、モニターを実施。市民の堆肥化行動の継続性を高めるため使いやすさ、取り組みやすさに重点をおいて改良、問題点を抽出しながら条件を変え3年間にわたりモニターを実施。

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© 2006 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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