家庭で手軽にできる生ごみのコンポストとしてダンボールコンポストが注目を集め、普及の進みにくい都市部においてもこの数年普及の拡大をみせている。ごみの減量、初心者でも失敗が少ない、庭がなくてもできる、臭いが少ない、水分調整が簡単などの特徴がその要因である。現在、基材として利用しているピートモスは保水性、排水性にすぐれ、生ごみの投入期間も3ヶ月と性能が高いが、有資源であるという問題を抱えている。ピートモスの代用基材としてダンボールコンポストを利用した地産地消型堆肥化を実現するために、有機性廃棄物の中から基材候補をあげ、モニターを実施。市民の堆肥化行動の継続性を高めるため使いやすさ、取り組みやすさに重点をおいて改良、問題点を抽出しながら条件を変え3年間にわたりモニターを実施。