廃棄物学会研究発表会講演論文集
第18回廃棄物学会研究発表会
セッションID: C4-8
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C4 溶融スラグの資源化
廃コンクリート微粉末の溶融スラグ化によるリサイクル
羽原 俊祐*廣瀬  裕之小山田 哲也平塚 貞人伊東 賢伸須永  修吾藤原 一成
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抄録
建物解体時に発生する解体コンクリートから再生粗骨材を取り出した後に残る、粒径が5mm以下の廃コンクリート微粉末に、副原料としてフライアッシュ、石灰石を加えて低融点組成に成分調整した原料を焼成し、溶融スラグ化する検討を行った。その結果、電気炉にて1350℃で焼成することにより、JIS規格を満足する密度(2.5g/cm3以上)を有し、吸水率の小さい溶融スラグを得ることができた。石英-ワラストナイト-アノーサイトの共晶点である組成点eは、ワラストナイト-アノーサイト-ゲーレナイトの共晶点である組成点pのに比べて、溶融スラグの密度が低くなるが、1400℃より低い温度での焼成温度域でJIS規格値を満足することが分かった。
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© 2007 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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