廃棄物学会研究発表会講演論文集
第18回廃棄物学会研究発表会
セッションID: A1-1
会議情報

A1 住民参加・意識(1)
ライフスタイルから見る環境配慮行動:消費購買行動の類型化による人びとの特徴
*大沼 進角田 芳忠松藤 敏彦加賀谷 文江
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
人びとの日常生活におけるライフスタイルを把握し,ライフスタイル別環境配慮行動の促進に向けた基礎資料を提供するために,無作為抽出による標本調査を行った。訪問回収により68.4%の有効回答を得た。分析では,まず,弁当や総菜の購入量やラーメンの消費量などを元に消費・購買行動の指標を作成した。この指標に基づきクラスター分析により人びとを類型化した。その結果,5つのクラスターに分類することが妥当と判断され,それぞれ,模範的行動型,割切型,家事手抜き型,うっかり型,プラスチック依存型と命名された。この5タイプの人びとについて,リサイクル時の配慮行動や負担感などの認知を比較したところ,プラスチック依存型のみが低い得点であったが,模範的行動型と他の3つ型の間には顕著な差異は見られなかった。3R促進に向けたタイプ別のアプローチ方略が議論された。
著者関連情報
© 2007 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top