日本水処理生物学会誌
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リアルタイムPCRと融解曲線分析を用いた河川底泥からの異化的鉄還元デルタプロテオバクテリアの迅速検出
関川 貴寛林 広紀岩堀 恵祐
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2011 年 47 巻 4 号 p. 147-155

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抄録
Geobacter属細菌はデルタプロテオバクテリア網に属する異化的鉄還元細菌(Dissimilatory iron-reducing deltaproteobacteria、DIRD)である。DIRDの探索は世界中で行われており、新種の発見およびバイオレメディエーションや微生物燃料電池への応用研究が多数報告されている。しかし、日本国内におけるDIRDの探索はほとんど行われておらず、単離の報告は未だない。そこで我々は、DIRDの検出と探索の効率化を目指し、リアルタイムPCRと融解曲線解析を用いてDIRDの迅速検出法の検討を行った。底泥試料は静岡市の市街地を流れる巴川とその支流の4ヶ所から採取した。フェリハイドライト培地で底泥試料を14日間培養した結果、全ての試料において磁性を持つ黒色物質が生成された。培養後の培地からDNAを抽出し、PCR-DGGE法と塩基配列解析を行った結果、すべての試料中にGeobacter sulfurreducens PCA株の近縁種が存在していることがわかった。また巴川中流の試料からはDesulfuromonas alkaliphilus Z-0531株の近縁種が検出された。本研究の結果より、フェリハイドライト培地による培養を行わなくても、リアルタイムPCRと融解曲線解析を用いることで、底泥試料中のDIRDを検出できることが示された。
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© 2011 日本水処理生物学会
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