産業医科大学第一外科教室
1981 年 3 巻 1 号 p. 57-62
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エーラース・ダンロス症候群は先天性結合織疾患で手術に際し, 出血や創傷治癒障害を来すことが知られる. 症例は4才の男性で2才の時臍ヘルニアの診断で根治手術を受けたが術後創出血がみられ2ケ月後に再発した. 今回, われわれは再手術に際して術中に綿密な止血操作とコラーゲン製剤である微結晶コラーゲンを使用し治癒せしめたと考えられる症例を経験したので若干の考察を加え報告した.
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