産業医科大学病院歯科口腔外科
産業医科大学放射線科学教室
1987 年 9 巻 3 号 p. 341-345
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58歳, 男性の口蓋から舌, 歯肉にかけての紅色肥厚症の1例を報告した. 生検による組織検査では上皮内癌を示した. 放射線療法(60Co, 5060cGy)と化学療法(5-FU動注, 6400mg)の併用療法を行い, 紅斑は約6週後完全に消失した. 組織学的検査においても異型細胞は認められなかった. 治療後5カ月経過した現在, 再発や転移の徴候は認められない.
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