日本獣医師会雑誌
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日本産業動物獣医学会誌
牛ウイルス性下痢ウイルスワクチンによる中和抗体価維持期間に関する調査
加藤 肇一條 祐一江村 有希子佐藤 礼一郎高久 英徳大西 守田島 誉士
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2010 年 63 巻 1 号 p. 33-37

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抄録
牛ウイルス性下痢ウイルス(BVDV)生ワクチンの接種プログラム設定の参考にするため,ワクチン接種後の抗体の維持期間についての調査を行った. 北海道根室地区の酪農場で飼養される育成牛20頭を試験に用い,BVDV1を成分に含む生ワクチン1回接種群10頭(A 群),生ワクチン接種後にBVDV1とBVDV2を成分に含む不活化ワクチンを接種した群5頭(B群)およびワクチン未接種群5頭(C群)に区分した. A群は3年間の調査期間中にBVDV1とBVDV2に対する抗体価が上昇し維持されB群との間で抗体価に有意な差は認められなかった. C群でも抗体価の大きな上昇が認められなかったことから,調査期間中に野外株が牛群に侵入した可能性は低いと考えられた.BVDV1生ワクチンの1回接種により得られた抗体は少なくとも3年間維持されることが確認された. 本症対策として育成期における生ワクチンの1回接種は有用な手段の一つと考えられた.
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© 2010 公益社団法人 日本獣医師会
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