日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
小動物臨床関連部門
急性腎不全に対して再循環型腹膜透析を行った犬の2例
西田 幹原田 佳代子小林 亮介河野 正太水野 壮司水野 祐代田 欣二上地 正実
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 64 巻 6 号 p. 469-473

詳細
抄録

 急性腎不全の犬2例に従来の腹膜透析(PD)ならびに循環型腹膜透析(RPD)を行い,透析によるクレアチニンクリアランス(Ccr)およびクレアチニン(Cr)除去量を比較した.両症例において,CcrおよびCr除去量はPDよりRPDで高値であった.RPDはPDに比較し,透析効率がよいことが示唆された.

著者関連情報
© 2011 公益社団法人 日本獣医師会
前の記事 次の記事
feedback
Top