抄録
2006~2013年にみやもと動物病院に来院した犬と猫からAcinetobacter lwoffiiが27株,A. baumanniiが14株,その他のアシネトバクター属菌が5株分離された.A. lwoffiiはセフェピムに11.1%,アミノグリコシド系薬に7.4%,フルオロキノロン系薬に14.8%,イミペネムに11.1%が耐性であった.A. baumanniiはゲンタマイシンに7.1%,フルオロキノロン系薬に21.4%が耐性であったが,セフェピムとイミペネム耐性株は認められなかった.犬や猫においても,薬剤耐性アシネトバクター属菌が分離され,多剤耐性アシネトバクター属菌の出現動向に注意を払う必要があると考えられた.