日本獣医師会雑誌
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間接血球凝集反応を用いた牛伝染性鼻気管炎の迅速診断の応用
小沢 洋子広川 和郎桐沢 力雄小沼 操川上 善三
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1986 年 39 巻 2 号 p. 91-95

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抄録
牛伝染性鼻気管炎 (IBR) ウイルス感染の診断法としての, 間接血球凝集反応 (IHA) の野外での応用を検討した. ホルマリン・タンニン酸処理羊血球をIBRウイルスで感作したIHAの抗原は-80℃で少なくとも3ヵ月は保存可能であった. 検査血清はIBRウイルス感染を受けた牧場の牛群より得た. IHAはIBRウイルス感染をうけた牛の感染初期および後期の抗体と特異的に反応した. IHA価は補体添加の中和抗体価とほぼ同じ価を示した. IHA法は感度が高く, とくに発症時の感染初期抗体の検出にすぐれており, 再現性および迅速であることからIBRウイルス感染症の診断および疫学調査に有用であることが示唆された.
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