日本獣医師会雑誌
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子牛の肺炎病巣から分離されたPasteurella multocida A型およびHaemophilus somnusの薬剤感受性
中家 一郎池内 俊久富田 啓介鳥飼 善郎
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2000 年 53 巻 1 号 p. 7-11

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抄録

1994~1995年に兵庫県下で廃用にされた子牛の肺炎病巣から分離された75株 (16農場, 41頭由来) のPasteurella multocidaA型および51株 (9農場, 27頭由来) のHaemophilus somnusについて, アピシリン (ABPC), セファゾリン (CEZ), オキシテトラサイクリン (OTC), カナマイシン (KM), クロラムフェニコール (CP), フロルフェニコール, ピコザマイシン, ダノフロキサシンおよびオルビフロキサシンに対する薬剤感受性試験を実施した.P. multomaA型のうちの8.0%の株はABPCに, 13.3%の株はCEZに, 42.7%の株はOTCに, それぞれ22.7%の株はKMおよびCPに耐性であった.H.somnusでは47.1%の株がOTCに, それぞれ39.2%の株がKMおよびCPに耐性であった. 36.0%の株のP.multocidaA型と39.2%の株のH.somnusは2種類以上の薬剤に耐性であった.

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