日本獣医師会雑誌
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犬における肝葉捻転の1治験例
岡本 芳晴佐藤 耕太日笠 喜朗森田 剛仁島田 章則南 三郎
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キーワード: , 肝葉捻転, 肝葉切除術
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2000 年 53 巻 4 号 p. 218-220

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抄録
腹部膨満と嘔吐を主訴とした犬 (ゴールデン・レトリーバー, 雌, 6歳) で, 血液検査の結果, 白血球数, クレアチニン, 血液尿素窒素およびアラニンアミノトランスフェラーゼの上昇がみられた. また腹部X線検査より, 腹水の貯留が疑われた. 抗生剤と利尿剤による内科療法により一時緩解するも, 2週間後に同様の症状を呈したため, 試験的開腹術を行った. 開腹時, 脾臓の位置に腫大した肝内側左葉を観察し, 精査の結果, 肝葉が反時計方向に180度捻転していた. 捻転した肝葉を外科的に摘出した結果, 術後再発もなく, 順調に回復した. 摘出した肝葉の病理所見として, 肝細胞の重度変性・壊死および一部線維化がみられた.
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