日本獣医師会雑誌
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高カルシウム血症を伴った犬の肝芽腫の1例
大道 嘉広平川 篤高橋 義明柴山 比奈子野口 佳代山本 昌章
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2000 年 53 巻 4 号 p. 221-224

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抄録
1週間前からの元気・食欲の低下を主訴とする7歳, 雄のシベリアン・ハスキーに高カルシウム血症ならびに腹部X線検査により腹腔内腫瘤を認め, 試験的開腹を行った. 腫瘤は肝臓から発生しており, 大きくかつ容易に出血するために摘出不可能と判断し, その一部を採取して閉腹した. 症例は術後2日目に死亡した. 腫瘤の病理組織学的診断は肝芽腫であり, 血清パラソルモン様タンパク (PTH-rP) 濃度の上昇およびα-フェトプロテインの産生が認められたことから, 高カルシウム血症は肝芽腫細胞からのPTH-rP分泌に起因するものと考えられた.
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