日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
選択的イオン検出法を用いたガスクロマトグラフィー/質量分析法による豚の筋肉および腎臓中キノロン剤の分析
浅見 成志初谷 和美大澤 一之中林 良雄中嶋 隆
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 53 巻 4 号 p. 225-231

詳細
抄録
豚の筋肉および腎臓に残留したオキソリン酸オフロキサシン, エンロフロキサシン, ダノフロキサシンを選択的イオン検出 (SIM) 法を用いたガスクロマトグラフィー/質量分析法 (GC/MS) で分析する方法を開発した. キノロン剤は, 試料から0.3%メタリン酸-アセトニトリル (6: 4) で抽出し, Sep-PakPS-2で精製後, メタノールで溶解した. 精製したキノロン剤は, 水素化ホウ素ナトリウムにより還元し, 0.1N塩酸を加え, 水素原子を付加した. キノロン剤誘導体は, 反応溶液からSep-PakPS-2で抽出後, 各薬剤につき3イオンをモニターしたSIM法によりGC/MSで分析した. 回収率は筋肉で80.8~90.5%, 腎臓で82.3~88.6%であり, 検出限界値は, ダノフロキサシンが0.02μg/g, その他は0.01μ9/9であった.
著者関連情報
© 社団法人 日本獣医師会
前の記事 次の記事
feedback
Top