Journal of Veterinary Medical Science
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ウシT細胞表面抗原CD2に対するモノクローナル抗体の作出とその性状
小山 弘之常見 恵美宝達 勉
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1991 年 53 巻 1 号 p. 153-157

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抄録
ウシ胸腺細胞を免疫したマウス脾細胞とマウスミエローマ細胞を融合しモノクローナル抗体BLMo-15を得た. 本抗体はウシTリンパ球と羊赤血球によるEロゼット形成を阻止したこと, および分子量56,000のポリペプチドを認識していたことより羊赤血球レセプター (SRBCr: CD2) を認識する抗体と考えられた. ウシTリンパ球の既知モノクローナル抗体との反応性パターンの異同をフローサイトメトリーで解析した結果よりBLMo-15はウシTリンパ球CD2を検出する有効な抗体であることが明らかとなった.
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