Journal of Veterinary Medical Science
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ビオチン化プローブを用いたパラフィン切片上でのネコインターロイキン1αmRNAの検出を目的とした in situハイブリダイゼーション
長谷川 貴史松本 安喜後飯塚 僚辻本 元小野 憲一郎長谷川 篤彦
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1991 年 53 巻 3 号 p. 451-456

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抄録
ビオチン化ヒトインターロイキン1 (IL-1)αcDNAをプローブとした in situハイブリダイゼーション(ISH)法により, パラフィン切片上でのネコIL-1αmRNAの検出を試みた. 同プローブを用いたドットブロットハイブリダイゼーションにてヒトIL-1αcDNAとネコIL-1αmRNAとの相補性が確認された. そこで, IL-1の過剰産生が証明されているネコ伝染性腹膜炎の剖検材料を用い, パラフィン切片上でIL-1αmRNAを検出するためのISH法における至適条件を検討したところ以下の結果が得られた. 1) poly-L-lysine(PLL)の切片剥離防止には, PLL濃度を0.001-0.1%とし, 60℃で6時間以上の加熱処理を併用する. しかし, PLL無処理スライドグラスにおいても, 60℃6H寺間以上の加熱処理を行うとPLL処理と同程度の切片剥離防止効果が得られる. 2)プロテアーゼの処理は, 10μg/mlの濃度で30分, もしくは50-100μg/mlの濃度で37℃, 10-30分間行う. 3)プローブの熱変性には, 70-90℃で5-15分間処理する. 4)ハイブリダイゼーションの温度と時間は, 4℃で24時間, 25℃で18-24時間, 37℃で5-24時間である.
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© 社団法人 日本獣医学会
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