抄録
免疫沈降反応のパターンからオーエスキー病ウイルス(仮性狂犬病ウイルス, PRV)のgIIとgIIIを認識していると考えられたモノクローナル抗体(MAb)PR-M2とPR-M41を用いて各特異抗原を精製した. 精製抗原のマウス赤血球に対する凝集性(HA)試験を実施したところ, 精製gIII抗原にHA性が認められ, また, PR-M41 MAbには抑制性(HI)活性が認められた. これら精製抗原のPRV感染における防御効果を検討するべく, 免疫マウスによる攻撃試験を実施した. その結果, 両精製抗原に高い防御効果が認められ, 更に, 精製gII抗原は補体要求性傾向の中和抗体を, 精製gIII抗原は補体非要求性中和抗体及びHI抗体を免疫マウスに誘導することが明らかとなった.