Journal of Veterinary Medical Science
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日本に輸入された飼料用トウモロコシ中のアフラトキシンB1の酸素免疫測定法による検出(短報)
平野 孝一足立 吉數原 正三石橋 幸子末吉 益雄上野 郁子江川 滉二熊澤 教眞
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1991 年 53 巻 4 号 p. 767-768

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抄録
アメリカ合衆国, 中華人民共和国, タイ国から輸入された飼料用トウモロコシ14検体についてアフラトキシンB1の汚染状況を酵素免疫測定法によって調べたところ11検体からトキシンが検出された. このうちタイ国から輸入された2検体で, 日本での規制値である20 ppbを超えるアフラトキシンの汚染があることがわかった. その他の検体では, いずれも20ppb以下の値を示したが, これら輸入トウモロコシがアフラトキシンに高い率で汚染されている可能性が示唆された.
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