Journal of Veterinary Medical Science
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抑留犬におけるSalmonella sp.(1)serovar Typhimuriumによる同居感染の発生(短報)
横山 栄二勝部 泰次大山 総一田村 和満
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1991 年 53 巻 5 号 p. 929-930

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抄録

抑留犬におけるサルモネラ同居感染発生の可能性を知る目的で, 抑留第2日目と第5日目のサルモネラ保菌率を調査した. 抑留第5日目においてサルモネラ, とくにS.Typhimuriumの検出率が第2日目に比べて有意に増加した. また, S.Typhimuriumが検出された場合, 抑留第5日目の菌量が第2日目に比べて有意に増加した. このことから, 抑留中にS.Typhimuriumによる同居感染が発生していることが示唆された.

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