Journal of Veterinary Medical Science
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ウレアーゼ標識抗体を用いたELISA法によるトキソプラズマ抗体の検出(短報)
五十嵐 郁男Venturini L.Lorenzo C. DiVignau L.Venturini C.斎藤 篤志鈴木 直義
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1992 年 54 巻 3 号 p. 585-587

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抄録
トキソプラズマ抗体の検出を目的としてウレアーゼ標識抗体を用いたELISA法につき検討を行った. 感染3日目のRH株を蒸留水に懸濁し, 超音波処理をした抗原は非特異反応が少なかった. マウスにビバリー株を接種すると, ELISA法による抗体検出は色素試験と同時期であった. ブタ血清を用いた色素試験では1:8を谷とする抗体頻度分布を示し, 1:16以上が陽性と推定された. 1:50の一点希釈法によるELISA法と色素試験との陽性・陰性の定性的一致率は90%であった.
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