Journal of Veterinary Medical Science
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Chlormadinone acetate (CAP)経口投与による犬の発情阻止(短報)
澤田 勉玉田 尋通稲葉 俊夫森 純一
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1992 年 54 巻 3 号 p. 595-596

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抄録
CAPを半年または1週間毎に経口投与する犬の発情阻止法を検討した. 成犬11頭に日量4~12.5mgを1週間連日投与し, これを半年毎に繰返す処置法の可能性を検討したが, 投与終了後4~6カ月で2頭に発情が回帰した. 他方, 幼犬と成犬を含む16頭に2~6.25mgのCAPを1週間毎に投与すると, 1年以上にわたり全頭の発情を阻止することができた. 本法は体重に若干の増加を生じた他は何ら異常を認めず, 犬の発情阻止法として有効と考えられた.
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