Journal of Veterinary Medical Science
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牛の体外受精胚に付着した細菌に対する抗生物質処理効果
音井 威重立川 進近藤 正治鈴木 達行
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1992 年 54 巻 4 号 p. 763-765

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抄録
異なる濃度の細菌に曝露した牛の体外受精胚から付着菌を除去する方法を検討した. 106CFU/ml以上のStreptococcus agalactiae, 107CFU/ml以上のActinomyces pyogenesまたは103CFU/ml以上のEscherichia coliに曝露された胚からは標準法による洗浄後も細菌が分離された. 一方, 高濃度の菌に曝露した胚でも, 抗生物質で処理した後に洗浄した場合には, 曝露菌が検出されなかった.
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