Journal of Veterinary Medical Science
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ペンギンから分離されたAspergillus flavusの産生するアルカリプロティナーゼのポリアクリルアミドゲル電気泳動の移動度
平野 孝一足立 吉敷石橋 幸子
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1993 年 55 巻 1 号 p. 129-131

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抄録
形態学的に種の区別の困難な, アフラトキシンを産出するAspergills (A.) flavus及びA. parasticusがあり, この両者が産生するアルカリプロティナーゼのポリアクリルアミドゲル電気泳動での移動度の差で分類することの可能性が示されてきているが, この手法で1984年に輸入されたペンギン(Spheniscus magellanicus)から分離された株について検索を行ったところ, これらの株のアルカリプロティナーゼの移動度は標準株であるA. flavus NRRL 1957のものと同じであり, A. parasticus NRRL 2999と異なっていた. また, アフラトキシン産生能を有することから, A. flavusと確認した.
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