Journal of Veterinary Medical Science
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チミジンキナーゼ遺伝子にLacZ遺伝子が挿入された組換え鶏伝染性喉頭気管炎ウイルスの構築(短報)
岡村 宏坂口 正士本田 隆種子野 章松尾 和夫山田 進二
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1994 年 56 巻 4 号 p. 799-801

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抄録

鶏伝染性喉頭気管炎ウイルス(ILTV)CE株を用いて組換えウイルスを構築した. この組換えウイルスは, チミジンキナーゼ遺伝子のSnaBI部位にSV40プロモーターと大腸菌由来のLacZ遺伝子を挿入したものである. この組換えウイルスの鶏胚初代細胞における増殖性はその親株であるCE株と同等であったことより, ILTVがウイルスベクターとして用いられる可能性が示唆された.

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