Journal of Veterinary Medical Science
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豚枝肉の細菌汚染の指標としてのリムラステストの応用
三澤 尚明熊元 一徳入田 重幸恒吉 光明
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1995 年 57 巻 2 号 p. 351-353

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抄録
枝肉の細菌汚染の調査を簡易迅速に行うため, エンドトキシンを検出するリムラス(L)テストが応用可能か検討した. 豚枝肉のふきとり液から, 一般細菌数, 大腸菌群数, ブドウ球菌数を測定し, Lテストとの相関性を調べた. Lテストと大腸菌群数には高い相関性が認められたが, その他の菌数との相関性は低かった. Lテストは, 採材から2時間以内に判定でき, 糞便汚染の機会の多い枝肉の細菌汚染を評価する際, 大腸菌群の測定に代わる手法として応用可能と思われた.
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© 社団法人 日本獣医学会
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