Time Course of Ethylene Thiourea in Maternal Plasma, Amniotic Fluid and Embryos in Rats Following Single Oral Dosing

Takayuki IWASE; Masako YAMAMOTO; Mitsuyuki SHIRAI; Fumiaki AKAHORI; Toshio MASAOKA; Tatsuya TAKIZAWA; Kazuyoshi ARISHIMA; Yasunobu EGUCHI

doi:10.1292/jvms.58.12_1235

妊娠ラットに単回経口投与したEthylene thioureaの投与後の母体血液, 羊水および胎子中での濃度の推移(短報)

岩瀬隆之, 山本雅子, 白井明志, 赤堀文昭, 政岡俊夫, 滝澤達也, 有嶋和義, 江口保暢

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ジャーナルフリー

1996 年 58 巻 12 号 p. 1235-1236

DOI https://doi.org/10.1292/jvms.58.12_1235

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抄録

妊娠12日のラットに, エチレンチオウレア(ETU)の200mg/kgを単回経口投与し, 母体血漿中, 羊水および胎子体内でのETUの濃度推移を観察した. 母体血漿中および羊水中のETU濃度は, ほぼ2時間でピークに達し, その後徐々に減少し, 48時間で消失した. 胎子自身のETU濃度は30分でピークに達し, 投与後48時間で消失した. 胎子に対するETUの効果の一部は, 胎子が羊水中において高濃度のETUに長時間暴露されたことによるものと考えられる.

責任著者(Corresponding author)

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