1996 年 58 巻 5 号 p. 439-441
1987年4月から1994年10月にかけて, 日本国内のアメリカ腐蛆病発症蜂群より分離した28株および性状検査用対照株として用いたATCC基準株1株の合計29株のBacillus larvaeについて生物性状を調べ, ほぼ基準株と一致する結果を得た. また, 各種抗菌剤の最小発育阻止濃度を測定したところ, B.larvaeはペニシリン系のアンピシリン, マクロライド系のミロサマイシンおよびリンコサミド系のリンコマイシンに対して高い感受性を示した.