可視化情報学会誌
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複写機・プリンター開発の見える化
宮澤 明弘
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2011 年 31 巻 121 号 p. 14

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抄録
高機能化と低価格化という市場要求に応えるべく,複写機・プリンター製品を確実かつ効率的に開発し続けるためには,設計プロセスにおいて不要な試行錯誤を徹底的に排除しなければならない.しかし,これまでの設計問題の分析結果から,設計問題の半数は過去のノウハウを活用しきれていないことによる「既知問題の再発」であることが判明している.弊社では,このような問題の発生防止を目的として,製品開発のノウハウを「見える化」し,設計者が意識しなくても,必要な過去のノウハウを必要なときに活用できるシステム「EAST(Engineering Assisting System)」の展開を進めている.本稿では,EASTの利用によって解決される課題として,設計手順の統一・設計ナレッジの効率的な参照・設計ナレッジの蓄積・設計過程の参照の4点について説明し,実際にEASTを利用して設計を行った結果明らかになった効果として,活用事例および約80%の工数削減実績を紹介する.
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© 2011 社団法人 可視化情報学会
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