可視化情報学会誌
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大規模地球変動シミュレーションの可視化技術開発
―「京」コンピュータが再現する地震・津波・台風の可視化に向けて―
古市 幹人荒木 文明陰山 聡
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2012 年 32 巻 127 号 p. 16-21

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抄録
HPCI戦略プログラム・分野3ではスーパーコンピュータ「京」を用いた、防災・減災に資するシミュレーションを行っている。そこでは、得られるシミュレーションデータのサイズが膨大であり、再現される現象も複雑になることから、それらを効率的・効果的に可視化処理する事は一般の可視化処理方法では難しい。そこで本稿では、地球科学の大規模シミュレーションの可視化に係わる諸問題を解決するべく我々が取り組んでいる、バッチジョブを活用したPost-またはCo-processingでの高品位な可視化、In-Situ processingにおいてBullet-time法を組み合わせた大規模データ可視化への取り組み、そして、シミュレーション結果を効果的に発信するためのアプリケーションEXTRAWINGの研究開発について、それぞれ可視化結果を交えた紹介を行う。
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© 2012 社団法人 可視化情報学会
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