バイオイメージ・インフォマティクス技術の発展により、さまざまな生命現象における時空間動態を定量的に計測することが可能になった。これらの定量データを可視化して観察するにより、生物学における新しい知見や発見を得ることが期待されている。本稿では、最初に、生命現象の時空間動態に対する定量データを記述するためのオープンデータフォーマットBDML(Biological Dynamics Markup Language)を紹介する。次に、BDMLで記述された定量データの可視化およびネットワークを介した可視化の現状について紹介する。これらの現状をふまえ、可視化研究に期待されるバイオイメージ・インフォマティクス分野に対する貢献と今後の方向性について議論する。