2024 年 44 巻 170 号 p. 8-12
著者グループは,マイクロ衝撃波を再生組織細胞に有効なマイクロスケールの刺激として使用するため,フェムト秒レーザ誘起衝撃波によって生成されるマイクロ衝撃波について,その基礎的現象を研究してきてた.これまで,フェムト秒レーザの光学的集束によって液中でマイクロ衝撃波の生成を確認し,その波面構造を調べるために高速度カメラを用いた可視化を行い,集束点(プラズマ発光)周辺に圧縮波となるマイクロ衝撃波や気泡挙動の観察を行ってきている.本稿では,これまで著者グループが行ってきた研究の一部を紹介した後,フェムト秒レーザ誘起水中衝撃波の初生をともなう衝撃波面伝播挙動観察のための可視化手法とその画像から得られる情報などについて紹介する.