2025 年 68 巻 2 号 p. 97-103
UAV搭載RGBカメラでの撮影画像から計算できる植生指数でイタリアンライグラスの草量推定を行い,その精度を検証した.空撮条件は対地高度20m,直下視,オーバーラップ80%,サイドラップ70%,ホワイトバランスAUTOの設定で撮影した.草量は調査区画内を地際より刈り取り秤量し,面積で除して求めた.植生指数の計算は地理情報システム用ソフトウェアQGISで調査区画内を指定して赤,緑,青の画素値の平均値を計算し,得られた画素値から10種の植生指数を計算した.測定した草量を少ない方から順に単回帰検量モデル作成用と精度検証用として交互に振り分け,検量モデル作成用データを用いて,草量を目的変数,植生指数を説明変数とする単回帰検量モデルを作成し,回帰式から計算される推定値の二乗平均平方根誤差(RMSEE)を算出して精度を検証した.その結果,計算した植生指数のうち,VARI,RGRI,MGRVIおよびGRVIにおいてRMSEEが0.878-0.895kg/m2の精度で推定できる可能性が示唆された.
日本暖地畜産学会報 68(2):97-103,2025