西日本畜産学会報
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放牧を加味した乳用種去勢牛の肥育法の検討, とくに放牧管理方法の違いが増体成績におよぼす影響について
石井 邦彦吉野 文朗
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1980 年 23 巻 p. 22-24

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抄録

乳用種去勢牛を供試し放牧を加味した育成肥育方式について検討した。1群6~8頭供試し, 5月導入2群, 10月導入2群の計4群で検討した結果, 放牧開始月令は, 生後6カ月令以降が適当で, 全放牧条件でD・G0.66~0.73kgであった。放牧育成のための望ましい, 入牧前舎飼期のD・Gは, 0.7kg程度で十分な放牧効果が期待できる。放牧期のD・Gは0.6~0.7kgの範囲のものが, 肥育期へ移行した場合最も増体が優れ, 放牧中の補助飼料給与の必要性は認あられなかった。肥育開始月令は, 低月令の方が, 肥育効率は良好であった。

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