水資源・環境研究
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特集論説
長引くダム建設計画  愛媛県肱川水系・山鳥坂ダム建設事業の歩み
大野智彦
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 36 巻 1 号 p. 29-34

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抄録
日本のダム問題の現状を考える上で、建設計画の長期化は注目すべき現象である。現在、各地で進められているダム事業の中には、構想から数十年が経過している事例がいくつかある。本稿では、そうした事例の1つとして愛媛県肱川流域で建設が進む山鳥坂ダムに注目する。山鳥坂ダムはその構想以降、事業目的の変更や建設凍結など様々な紆余曲折を経て約40年が経過している。ここではそうした山鳥坂ダム建設事業の歩みを振り返ると同時に、(1)ダム事業が長期化するメカニズムとしての経路依存性、(2)環境改善が評価される一方で環境悪化が評価されないという事業評価の課題、(3)手段の目的化といった論点を整理した。
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© 2023 水資源・環境学会
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