土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
密度を考慮した消波ブロックの耐津波安定性評価手法に関する研究
水谷 法美中村 友昭土井 勇人
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2015 年 71 巻 2 号 p. I_907-I_912

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抄録

 消波ブロックの耐波安定質量はHudson式に代表されるような算定式により求められるのが一般的であるが,津波に対して使用されるIsbash式も含め,これらの算定式では,流速の2乗に比例する抗力や揚力が卓越波力成分として考えられており,安定質量は流速の6乗に比例する.一方,慣性力が卓越すると,抵抗力となる重力と作用外力のいずれもブロック体積に比例するため,ブロックを大きくすることで安定質量を得ることはできなくなり,密度を大きくする必要がある.本研究では,水理模型実験の結果に基づき,消波ブロックの安定質量を密度とブロック径の関数として表示することを目的とする.本研究で導いた算定式により,慣性力を考慮しないとブロック質量を過小評価する可能性があることが判明した.

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© 2015 公益社団法人 土木学会
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