化学工学論文集
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高温流動層における気泡挙動への微粒子の影響
伊地知 和也上村 芳三田中 安彦幡手 泰雄
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1993 年 19 巻 6 号 p. 1143-1148

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抄録

単分散粒子と見なせる平均径206μmの球形セラミック粒子と平均径37μmの球形セラミック粒子とを用い, 層温度300K, 600K, 900Kにおける最小流動化速度と気泡径に及ぼす微粉の影響について実験的に検討した.最小流動化速度は圧力損失法より決定し, 気泡径はVTR法を用いて測定した.
その結果, 最小流動化速度は予測されたように流動層内の微粒子量の増加と層温度の上昇とともに減少することが示された.
微粒子は流動層に小さな気泡を発生させるような効果を及ぼした.すなわち, 気泡径は層内の微粒子量が増加するとともに減少した.また, セラミック粒子を層物質として用いた流動層では温度の効果は認められなかった.

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