化学と教育
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ポジトロンCT(PET)アルツハイマー病やパーキンソン病に関する分子レベルの情報を得る(講座:生体中で機能する分子を見る3)
徳永 正希須原 哲也
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2005 年 53 巻 12 号 p. 690-693

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抄録

ポジトロンCT(PET)による画像は,X線CTやMRIが形態画像と呼ばれるのに対して,機能画像と呼ばれ,ポジトロン核種で標識したリガンドによリ,生体内の生理学的または生化学的機能情報を定量的に得ることができる。アルツハイマー病やパーキンソン病などの病態における中枢神経系の機能変化は,PETやシングルフォトンCT(SPECT)を用いた分子機能イメージングによって明らかになりつつある。本稿ではこれらについて概説する。

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© 2005 公益社団法人 日本化学会
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