化学と教育
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シリーズ:教科書から一歩進んだ身近な製品の化学 ―カラダの化学―
運動と加齢性難聴
染谷 慎一宮川 拓也田之倉 優
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2017 年 65 巻 11 号 p. 582-583

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抄録

2060年には国民の2.5人に1人が65歳以上,4人に1人が75歳以上の高齢者となることが予測されている。この高齢者人口の増加に伴い,国内での65歳以上の難聴者は1,500万人を超え,世界では2億人以上にのぼることが推定されている。高齢期に最初に出現する障害は歩行能力低下であり,この運動能力の低下は死亡率上昇,また難聴の出現と相関する。一方で運動介入による運動機能の増加が平均寿命を延ばし,聴力を維持する可能性が示されている。本稿では,加齢性難聴がどのようにして生じるのか,また運動がどのような機序で加齢性難聴を抑制するかについて最新の研究成果を交えて解説する。

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