2019 年 67 巻 1 号 p. 12-15
新たな学習指導要領が示され,育成を目指す資質・能力が三つの柱で整理された。学校教育を通して「どのような子ども」を育て,理科が担うのは「どの部分」であるのかを,一層意識して指導に当たることが大切となる。また,小学校理科の目標における「見方・考え方」に係る表現が,「科学的な見方や考え方を養う1)」から「理科の見方・考え方を働かせ2)」と改訂された。指導者は,子どもがどのような「見方・考え方」を働かせて自然の事物・現象を捉えようとしたのかを見取るとともに,子どもの考えに沿った指導を行い,「主体的・対話的で深い学び」を実現することが大切である。本稿では,そのような指導について具体例を基に解説する。