2019 年 67 巻 1 号 p. 16-19
平成29年度に告示された中学校学習指導要領においては,三つの資質・能力の育成を目指していることが示された。これらの資質・能力の育成のためには「主体的・対話的で深い学び」を実現し,質的な改善が必要であることが示唆されている。「主体的・対話的で深い学び」は「主体的な学び」,「対話的な学び」,「深い学び」の三つの視点からなっており,これら三つの視点は子供の学びの過程においては相互に影響し合いながら一体として実現されるものの,それぞれ固有の視点として捉えることが重要であると指摘されている。
そこで本稿においては,中学校第2学年「化学変化と熱」の授業実践を通して,上記三つの視点が授業実践の中でどのように具現化されているかを子供の記述から分析によって明らかにした。