化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
Print ISSN : 0386-2151
ISSN-L : 0386-2151
新・講座:化学反応の捉え方
大学で扱う反応速度式と化学平衡
加納 健司
著者情報
解説誌・一般情報誌 フリー

2020 年 68 巻 3 号 p. 138-141

詳細
抄録

高校の教科書には,IUPAC方式ではない物理化学的記述が非常に多い。本稿では,高校で学ぶ化学反応速度式や平衡の考え方の問題点に焦点をあて,物理化学的視点から解説する。この中で,平衡点ができる本質は混合のエントロピーに起因することを指摘するとともに,2成分平衡系での平衡点と標準反応ギブズエネルギーの間に見られるシグモイド特性が,反応系に依存せず一般的なものであることについて述べる。

著者関連情報
© 2020 公益社団法人 日本化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top