化学と教育
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産学連携企画「こんな『研究と教育』が面白い」
クモの糸を人工的に創製
沼田 圭司
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2022 年 70 巻 7 号 p. 356-359

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抄録

クモの牽引糸は,その強靭な物性から,構造材料など幅広い分野への応用が期待されているが,その形成機構は明らかになっていない。著者らの研究グループでは,牽引糸を構成するシルクタンパク質の分子機構として,シルクタンパク質が液-液相分離を経由し,網目状のマイクロフィブリルを形成することを示した。さらに,マイクロフィブリルが束状に集まった牽引糸と同様の階層構造を再現することに成功した。

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© 2022 公益社団法人 日本化学会
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