抄録
〔目的〕移動支援機器(杖,歩行補助車,車いす,ハンドル形電動車いす)に関する心理的抵抗感が年齢によってどのような違いがあるのかを明らかにすることとした.〔対象〕20代から90代までの一般市民を対象とした.〔方法〕無記名式の質問紙調査により得られた心理的抵抗感の強さを年代間で比較した.〔結果〕年齢の若い者(20代~40代)では70代以上の高齢の者と比べてすべての機器に関する心理的抵抗感が強かった.また,歩行補助車に関しては,70代以上より60代で心理的抵抗感が強かった.〔結語〕機器に対する抵抗感の強さから,一般市民のなかでもとくに若年者の心理的抵抗感を弱めるための対策を検討する必要がある.