肝臓
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肝疾患におけるCu, Zn-Superoxide dismutase (SOD)局在の光顕的および電顕的検討
免疫組織化学的方法を用いて
斎藤 貴史新沢 陽英冨樫 整若林 博人山田 伸夫中村 東一郎奥山 芳見鵜飼 克明高橋 恒男石川 誠土橋 陸夫今井 大
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キーワード: 免疫組織, 肝疾患
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1988 年 29 巻 9 号 p. 1233-1240

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抄録

Cu, Zn-Superoxide dismutase (SOD)の各種肝疾患における光顕的局在と電顕的局在をペルオキシダーゼ酵素抗体法を用いて免疫組織化学的に検討した.光顕では,Cu, Zn-SODは各種肝疾患を通じ線維化近傍の肝細胞群および脂肪変性やballooning変性に陥った変性肝細胞群に強く局在する傾向を認めた.電顕による局在検討では,Cu, Zn-SODは肝細胞内で核膜周囲腔の粗面小胞体,細胞質内の管状小胞体,小胞,Golgi装置などの蛋白合成及び分泌に関する小器官に局在が認められた.また胞体内の脂肪滴周囲や肝細胞膜にCu, Zn-SODの局所性反応が認められ,これらの部位でのCu, Zn-SODの関与が示唆された.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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