関西病虫害研究会報
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原著論文
カキ園におけるミカンキイロアザミウマの多発要因
森下 正彦
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2005 年 47 巻 p. 15-20

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抄録
カキとカンキツ栽培地域でミカンキイロアザミウマの発生密度を調査した。ミカンキイロアザミウマの個体群密度は,増殖源である果樹園内の越年雑草と1年生雑草が繁茂する6月と7月~9月上旬にその繁茂量に依存して増減し,密度の高い園では被害果率も高かった。また,カキ専作地域よりカキとカンキツが混在した地域で密度が高かった。これは両作目で除草時期が異なるので,ある園地が除草されても雑草が繁茂した他の園地へ移動しながら個体群を維持できるためと考えられる。エノコログサの穂における本種成虫密度は,休耕地や路傍に比べてカキ園で高かった。これは,カキ園では樹体へ散布された殺虫剤が園内の雑草にも飛散することで,ヒメハナカメムシ類など天敵の発生が抑制されるために本種の増殖が助長されたと考えられた。
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© 2005 関西病虫害研究会
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